InterBEE2023 キヤノンブースで RF24-105mm F2.8 L IS USM Z が動体展示されていました。この新型RFレンズが展示会に出るのは初めてだと思います。
インタービー(国際放送機器展)なので映像制作に寄せたのか、RF24-105mm F2.8 L IS USM Z が動画に重きを置いたレンズだからなのか(おそらく両方)リグとロッドでガチガチに三脚マウントされ、ボディもEOS R5Cでした。
そしてオプションのパワーズームアダプター PZ-E2B装着状態。パワーズームアダプターはカムコーダーのようにズームレバーで電動ズームを行うオプション機材ですが
展示されていたのは通常型(PZ-E2)ではなく20pin端子を持つPZ-E2Bでした。この22万円(キヤノンオンラインショップ)するアダプターは20pin経由で外部コントロールができ、展示機にもCanon ZSG-C10 ズームクリップが接続されていました。
ピン数を変換する必要がありますが、LibecのZC-9Proも使えるそうです。
パワーズームはレンズ内にモーターを持つタイプでは無く、外部からズームリングを回す構造。ズームリングの一部に専用のギア部分があります。
駆動電源はレンズ経由でカメラから電源供給ですが、それとは別にUSB-C端子があり、ここから給電することで高速モードでの駆動が出来るそうです。製品ページには「USB電源アダプターPD-E1を使って外部電源供給」となっていますが、PD対応のモバイルバッテリーでも大丈夫のようで、高速モードデモの時はモバイルバッテリーを繋いでいました。PZ-E2の製品ページには ※EOS R3ではUSB給電なくとも(高速モードに)対応 とあるので、R3は伊達にジオングサイズじゃないなあと思います。
RF24-105mm F2.8 L IS USM Zにはアイリスリングが搭載され、無段階で絞りをコントロール出来ます。絞りリングと呼ばずにアイリスリングと呼ぶように現段階では動画専用機能。撮影しながら無段階でアイリスを調整出来る感覚は業務用カムコーダーっぽくて便利ですが、スチルの感覚だとキモチワルイかな。
インナーズームでズーミング時に全長も変わらず、重心移動も(前玉固定で)大きくないため、ジンバル運用性も高いという説明。うわ、このサイズでジンバルも前提に設計してるのか。たしかに外部からのズーム制御も含め、ジンバル運用時のアドバンテージは大きいなあと思いましたね。
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