EOS-1D CはCFオンリーだし、EOS 5D Mark IIIはCFにSDも使えるけれど、基本、予備弾倉的な使い方しかしていないし、OM-D E-M5 IIはSDでSDHCもSDXCも使えるけれど、特にXCとHCの違いで制限はなく、単に「速いカードの方がバッファ開放が早いからいいよね」程度の認識しかしていなかった。
今回、RX100 IV(返却済なので今後追試験はできません)運用にあたって、その程度の認識ではダメだと言うことがわかり(笑)多少、詳しくなった。
備忘録代わりにレビューを。間違ったことを書いていたらご指摘下さい。
左:手元にある高速なSDHCカード(主にOM-D E-M5 II用)
右:今回レビュー用にソニーからお借りしていたSDXCカード
表記を見て分かるように、SDHCは95MB/s。SDXCは70MB/sのもの。転送速度でいえばSDHCのほうが上。なんだけど
RX100 IV(RX10 IIも同じ)にこのSDHCを入れて、HFRモードにすると・・・
警告が出て、ハイフレームモード(スーパースローモーション)が使えない。
これは、HFRモード時は動画収録をXAVC Sフォーマットで行うから。
そして取扱説明書にも書かれているように、XAVC S記録時は、SDXCカード「しか」使えない。
(ソニーのメモステも非対応)
SanDisk社のSD / SDHC / SDXCカードの仕様と互換性に書かれているように
SDはFAT16ファイルシステム(なので2GB上限だった) SDHCはFAT32ファイルシステム(なので32GB上限)。そしてSDXCはexFATなので、実は3者とも(ガワは同じだけど)ファイルシステムが異なる仕組み。転送速度とは(直接的には)関係しない。
さらにUHS-1にはUHSのスピードクラスというものがあって (サンディスク SD/SDHC/SDXCカードにおけるスピードクラス/UHSスピードクラスと転送速度(パフォーマンス)の違い)カード仕様ではU1とかU3と表記されているところで
RX100 IVの場合
>100Mbps記録時にはUHS-I(U3)のSDXCメモリーカードが必要です
とあるように、U1カードでは100Mbps収録ができない。
いやあ、なかなかやっかい。
とはいえ、今後のことを考えるとSDカードもSDXCかつU3を意識した方がいいんだろうなあ。
CFに較べ、似たスペックならかなり安価なのもSD系の良さだったんだけど、そうは問屋が卸さないようで・・・。
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ソニーの微笑ましい抵抗…?
SDカードとメモリースティックは反対方向に挿入するようになっているが…