EOS R5 Mark IIの動画記録方式が(EOS R5の)標準的なMPEG-4からH.264を拡張したキヤノン独自のXF-AVC S、HEVC/H.265を拡張したXF-HEVC Sに変更された関係で、これらのMPEG系で記録されたEOS R5 Mark IIの動画は、Digital Photo Professional(D.P.P.)で読めなくなりました。
EOS R5 Mark IIのMPEG動画を読むには、Canon XF Utility が必要だけど、RAW動画はCanon XF Utilityでは読めず、D.P.P.が必要という複雑なことになっているという話し。
Digital Photo Professional(D.P.P.)でEOS R5のMPEG動画を選ぶと、サムネイルもEXIFも表示されます。これまではこれが標準(EOS R5Cを除く)だったのですが
Digital Photo Professional(D.P.P.)でEOS R5 Mark IIのMPEG動画を選んでも、サムネイルもEXIFも表示されません。ただし、ファイル名は辛うじて表示され動画ファイルらしい枠線もでるので、なんかあるのは分かります。
Canon XF Utilityで選択すると、サムネイルだけでなくプレビュー再生も可能で、コーデック含めファイルのプロパティが細かく表示出来ます。センサーサイズも表示されるのはXFフォーマットがキヤノンの業務用カムコーダーでも使われているものだからですね。
もちろん、EXIFもちゃんと表示されます。
ところが、RAW動画になるとCanon XF Utilityではサムネイルはおろかファイル名も表示出来ず、あたかもそこにファイルが無いような挙動をします。
これ、焦るのでせめてファイル名くらい表示して欲しい。
Digital Photo Professional(D.P.P.)では逆にRAW動画が表示どころか現像できちゃうんです。EXIFもばっちし。
でもベスト(?)は、Cinema RAW Developmentでハンドリングすることで、なんというか煩雑で分かりにくい。
XFコーデックのアドバンテージは分かるし、Cinema EOSとコーデックを合わせることで相互運用性を高めたのも分かるけど、これ、ライトなEOS Movieユーザーを置いてけぼりにしちゃいませんかね・・・。
ちなみに
Adobe BridgeではEOS R5 Mark IIのMPEGは表示、再生可能。ただし、EXIFは表示出来ず。
Adobe BridgeではEOS R5 Mark IIのRAW動画は表示も再生も不可。ただしCRMアイコンとファイル名は出ます。
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