名前(製品名)はダンボーなのに、顔はパンダ。そして13400mAhの大容量でPD(Power Delivery)3.0対応の急速充電仕様のモバイルバッテリー。
それが、cheero Power Plus DANBOARD 13400mAh PD18W Panda White です。
cheero(チーロ)ブランドを展開するティ・アール・エイ株式会社より、同製品をお年賀に(?)提供頂いたので新年レビュー始めに。
PD3.0対応とはいえ18W出力でMacBook Proの充電がホントに出来るの?というのが個人的チェックポイントです。
製品仕様は公式ページを見て頂くのが正しいですが、要約すると
・コンパクトだけど13400mAhの大容量だからiPhone Xs なら 約3.5回フル充電できるよ
・USB-AとUSB-Cの2ポート持ってるから2台同時充電できるよ(合計18Wまで)
・Power Delivery 3.0対応だからチャージ速いよ
・ダンボー(3色)のほかにパンダと迷彩もあるよ
なモバイルバッテリー。
バッテリー本体の他に布製ポーチ、ケーブル2種類(USB CtoC、AtoC)と取扱説明書が同梱。USB-Cから充電すると速いのがウリだけど、誰もがUSB-Cのアダプタを持っている訳でないことを考えるととても親切。
iPhone Xs Maxへの充電
まあ、何の問題もなく出来て当たりまえ。ではあるけれど、過充電時・過放電時・短絡化・発熱時自動停止機能を搭載し、PSEマークを取得するなど、安全性にも十分な配慮をしている(ここは追試していないのでメーカーを信じている部分)。
前述したようにこの製品にはポートがふたつあります。
出力専用のUSB-A(接続デバイスを認識して最適な電流制御を行うAuto-IC搭載)と、入出力兼用のUSB-C(バッテリーへの充電はこれを使います)。この2ポートは排他利用の関係では無く同時使用が可能なのでカップルがふたりのiPhoneを同時充電したり、ひとりでiPhoneとiPadを同時充電したりできます(合計18Wの制限あり)。
サイズ感が分かるようにiPhone Xs Maxと並べてみた。
本体の重さは約245g(公称値)。
さて、個人的に気になっていたMacBook Proを本当に充電できるのか。のテスト。
たしかに18Wの出力は大きいけれどMacBook Pro 13inchのACアダプタは61W、15インチだと87Wのものが付属します。それに較べると18Wというスペックは非力で大丈夫かと思わせます。
MacBook Pro 15inch、13inchにcheero Power Plus DANBOARD 13400mAh PD18Wを繋いでシステムレポートでみると、充電中が「いいえ」と表示されます。
ただしFinderのバッテリーアイコンは充電中を示しています。
実際にMacBook Pro 15inch(2017)を繋いで、測ってみました。
・本体スリープ
70%状態のMBP15に繋ぎ、MBPはスリープさせた状態では約1時間で90%に
・本体稼働時
70%状態のMBP15に繋ぎ、MBPはWEB閲覧&テキスト書き、ほぼ均衡。30分で72%に
・本体高負荷稼働時
70%状態のMBP15に繋ぎ、MBPはFinal Cut Proで4K編集しつつ、Photoshop作業。
じりじりとバッテリー消費。30分で58%に
という訳で、充電は可能だけど非常用かなあ、という印象。
逆に言えば250gで非常用電源と考えると実用的か。
という訳で、なかなか使えるパンダ、もといダンボーだと思います。
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