フォーマットの変遷はいかんともし難く、家庭用ビデオカメラのデジタル化を牽引したDV/HDVの時代は終焉に向かいつつある。それ自体は仕方ないんだけど、撮りためたビデオが再生できなくなるのは困る。
ので、ソニーのブルーレイレコーダー BDZ-L95で、DVテープのアーカイブプロジェクト進行中。
というエントリーを先日上げたら、大阪のモノフェローズ仲間である碧き流星さんのエントリーで、競合機(というか最初は比較して、入札までしてた>パナセンス)であるパナのBDレコーダー DIGA DMR-BW830 では、DVテープにエンベデッドされた撮影日時データが付かない ってことを知る。
ええ・・・・。という訳で、BDZ-L95でのDVテープダビング機能レビュー。
基本的には、DVカメラを再生モードにしてFireWireでL95と繋ぎ、写真で赤く点滅してるボタンを押すだけ。
なのだが、あえてメニューから操作してみると。
HDV/DVダビング画面
(SDカードはこんな感じ、メモリースティックはこんな感じ)
DVストリームとHDVは自動認識。このとき、右下のプレイリスト設定で
日付単位プレイリスト自動作成のオンオフが選べる
(デフォルトはオン)
この機能がオンになっていると、ダビング終了後、数分、待たされる(その間、何も出来ないのは現行ソニー機のダメな部分)。
ダビングを実行すると、自動的にテープを巻き戻し(当たり前だろと思っていたが、そういうものではないらしい。L95にしておいて良かった)。
なお、以前コメントで訊かれたタイムコードブレイクしたテープも問題なく取り込めた。
取説によれば、5分以内の無信号までは対応するらしい。
ダビング完了直後。PLの表示がプレイリスト。
上段が、DVテープにエンベデッドされていた撮影日と時間
下段は、ダビングした日時と、尺数。
プレイリストは日付単位で分割されるので、通常、ひとつのプレイリストのなかに複数のカットが含まれる。L95では、そのカット単位(正しくは録画のスタートストップ単位)で、チャプターが打たれる。この時間の幅は、そのプレイリスト内のファーストカットとラストカットの撮影時間。
あとは普通に再生するだけだが、再生中に画面表示ボタンを押すと・・
撮影日の他、自動で打たれたチャプターマーカーも表示される。これはとても便利。
碧き流星さんを悔しがらせた撮影日時表示は、プレイリストに含まれる全カットのデュレーションになる。
残念なことに、特定の瞬間の時間を知ることはできない。
(個人的にはこれがすごく不満だったのだが、それを言うのは贅沢か)
この日時情報が、BDにコピーしたときにどうなるかは、まだ未検証。
そのうちに行うので、追って報告予定。
DVテープ資産のアーカイブを重視される方は、BDZ-L95オススメである。
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はじめまして。こんなことできるんですね。
先週、家族の強い要望(それまでVHSデッキだったもので)でBDZ-T70を購入したのですが・・・・、こんなことならLシリーズを購入するんでした。あぁアフターカーニバル。
いつか(そう、“いつか”なのです)iMovieで編集して・・・などと考えてはいますが、DVテープの資産の悩みはどこでも同じなのですね。
【デジモノ】DVテープのデータ化にに問題アリ:ブルーレイ DIGA DMR-BW830レビュー
せっかく、ブルーレイ DIGA(DMR-BW830)を購入したし、HDDの容量が残っているうちにDCR-TRV10で撮影した大量のDVテープをBD/DVDに焼いてしまおうと思ってチャレンジしてみました。
買い換えたい…。
本当に買い換えたい…。
bobbeyさん、 碧さん
いや、なんというか、ワタシも実際買うまで、ここまで機種間で機能差があるとは思いませんでした。
ソニーもあんまり訴求してないし
ワタシの場合、カメラをCX12にしたことから必然的にL95を選んだ部分が大きいのですが、結果的にラッキーでした
この機能はビデオカメラには依存しないんでしょうか?
たしかに、すべてのDVカメラで大丈夫と思うのは危険ですね
うちは、すべてソニーだからというのがあるかもしれません
ただ、手元に他社製カメラがないので試せないです、すみません〜
いつも楽しく拝見しております。小生のモノの嗜好はSAIKAさんと近いようで、共感しつつ参考にさせていただいています。特にAVCHDカメラの比較は大変参考になりました。価格.comの口コミでもこのsaikaさんのブログが引き合いに出されているので、かなりCX12の売り上げに貢献されているのではないでしょうか(笑)。わが家でも近日中に導入予定です。また、ブルーレイ録画機も射程圏内に入ってきましたので、さらに注目しております。
ありがとうございます。
好き勝手に自分の嗜好で書いてますから、そう言っていただけると嬉しいです。
CX12はかなり吟味しました(笑)
の割に、L95は衝動買いに近かったのですが、結果オーライだったようで・・
う〜ん、ソニー好きは卒業したつもりなんですが、今回はソニー尽くしになっちゃいましたねえ
タイムコード切れてても大丈夫なんですね(^^)
テープも巻き戻しは、、、テープの特定の所からを入れたいという場合には巻き戻されると困るのでしょうね。
1本のテープにあそこの時もここの時もって入ってるとそう言う要望はありそうです。
そうそう、途中からダビングしたいときは困りそうな仕様です
回避策を探ってますが、取り込んでから削除するしかないのかなあ
DCR-TRV10の説明書をみると、DCR-TRV10側からレコーダー側をコントロールすることも出来そうです。録画開始位置と、終了位置を指定して記録させるなんてことができると書いてありました。
ただ、DIGA側の説明書ではDV機器からのコントロールには対応していないとか書いてありましたが…。
一応試してみたいと思います。
L95ならこれ可能かなと思ったり。
ええっ!
な、なんと・・・・、今度、見てみます・・・
「この日時情報が、BDにコピーしたときにどうなるかは、まだ未検証。
そのうちに行うので、追って報告予定。」
との記載がありますが、この検証が大変気になっています。
BDに保存しても、日付毎分かれているのでしょうか?
もうひとつ気になるのが、もし、HDのデータを消去したあと、BDからもう一度落とし込んだ場合でも、日付毎分かれて表示できるのでしょうか?
お忙しいところ恐縮ですが、どうなるのか、教えていただければ幸いです。
あ、すみません。では近日、再度、エントリーで書きます〜
通りすがりの者です。
SONYのHDR-HC3で撮ったHDVテープをBDZ-L95にてBD化しました。
#BD化するときは、プレイリストを選択しています。
BD化したものをBDZ-L95及びDMR-BW850で視ると、本記事と同じように日時表示することができます。つまり、特定の瞬間の日時はわかりませんが、その動画の開示日時と終了日時はわかります。
ちなみに、L95でBD化したディスクを、BW850のHDDにダビングしようとすると、無劣化ダビングすることができません。結局、BW850では、コピー信号があろうが無かろうが、BDからの無劣化ダビングを許していないようです。
ということは、BW850でBD化したディスクは、L95のHDDに無劣化ダビングできるかも知れません。