アイオーデータ製のPLCアダプター PLC-ET/MWを1ヶ月間、自宅で運用させていただいた。その背景には前振りがある。
21世紀の始まりとともに(笑)マンションを売って一戸建てを建てることにしたのを機に、家庭内にネットワークを張った。当時書いたホームページがまだ残っているが、まだADSLも来ていなかった時代。極小立地に立つ3階建ての小さな家の和室を除くすべての部屋に壁内配管でCAT5を通し、壁のEthernetポートにLANケーブルを挿せばネットが使えるようにしたのは我ながら先見の明があったように思う(笑)
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だが、そんな自称、先見の明も、まさかテレビにイーサネットを繋ぐ時代が来るとは想像できなかった。AVラックのために用意された壁と、もっとも遠いところにリビングのイーサ端子は出ている(テレビとPCの同時使用を想定してたため)。
そこでPLCアダプタである。
電力線を使ってネットワークを構築する。AVスペースなのでコンセントは充実させてある。さっそく、お借りしたPLCアダプタ PLC-ET/MWを繋いで設定する手順をリポートしよう・・・・
・・・・しよう・・・・
・・・設定不要だった・・・。
無線Lanのような設定や、ペアリング等が必要だと思っていたイメージは見事に裏切られ、箱から出したユニットを2つ、コンセントに挿すだけで、あっけなくネットワークは開通したのだった。
これでは簡単すぎてレビューにならない(笑)
速度を測ってみる。
今回はRadish Network Speed Testingを使った。
メインマシン(ルーターに最も近いHUBから接続)で、下り24Mbps弱 上り22Mbps程度が普段の平均的な速度だが、PLC経由での接続は上り下りとも20Mbps程度の速度が出て驚く。
これじゃあ、イーサネット要らないじゃん。
だが、これはPLCアダプタの親機、子機とも壁コンセントから取った場合。
アイオーデータのサイトのQ&Aには、ACタップは推奨しないとあるし、携帯電話の充電や電子レンジのノイズが実効速度を落とすことも知られている。
そこで、延長タップに子機を挿した場合や、親機自体を延長タップに接続した場合、さらに携帯充電を同じACタップで行うなど、1F仕事部屋に設置した親機と、各階の異なる条件で速度を計測したものがこれ。
親機子機とも壁コンセントに直差しした場合、イーサネットの8〜9割の速度が出ているが、延長タップを使うと相応に速度低下するのがわかる。
親機子機とも延長タップを使うと、ベスト時の約半分に速度が低下するのがわかるだろう。
ここが本機の悩ましいところで、壁のACが余ってる訳ない環境において、PLCアダプタのためにコンセントが占有されるのはありなのか。ましてベスト環境を得ようと思ったら延長タップは使えないのだ。
ただし、同社製のPLC対応タップも存在するらしい
う〜ん、コレを使った状態で計測してみたかったというのが正直なトコロか。
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じつは今、無線LANよりお手軽で
フレキシブルな接続が可能なものを探していたんです。
当時のホームページを書かれたときの苦労、よくわかります笑。
これなら配線工事を考えなくていいですね。
無線ルーター買うならPLCアダプタかなぁ。
PLCについて
PLCについての利便性などはメーカーが声を大にして宣伝しています。そちらを参照してください。このページは利便性しか知らされず、購入に至った方やこれから購入しようという方へデメリットも伝えようという趣旨で作られました。 メーカーは良いことしか宣伝しません。…..
ええ、ただ、条件によって大きく数値が変わるのが
微妙なトコですねえ