ほんの数日ではあるが、キヤノンの新型ビデオカメラ HF G10を借りて試してみた。(余談だけどiVISってブランド名、浸透してるのかなあ、ちょい微妙な感覚なんだけど)
HF G10とその業務用バージョンXA10は以前から注目していてmono-logueでもときどき触れていた。
最近のコンシューマービデオカメラにしては明らかに大きい。業務用機と同じイメージャーを積んでいるせいなのか、レンズ径が大きいせいかは分からないが、ソニーの新型最上位機CX700Vがフードを別にしたら非常にコンパクトにまとめてきたのとは対照的。
HF G10もフードはでかい。しかもソニー型というか、一般的なビデオカメラの角型フードじゃなくて、チューリップフードなのもインパクト強い。
ちょっと自信はないのだが、姉妹機XA10を別にして、民生・業務用問わず、角型じゃなくてチューリップフードのビデオカメラってあったっけ?
同社の業務用機XF105/XF100と同じ1/3CMOS HD CMOS PROを搭載していることを主張(?)するプリント。
この大面積イメージャーがHF G10の高価格の原因であろうことは想像に難くないが、それだけの価値はありそう。
ボリューム感のあるボディだが、大きさに反して意外と軽いので持った時の印象は「あれ?軽いじゃん」になる。実際、CX700Vと較べ、撮影時重量は100gしか違わない。<これはちょっと意外だった。
液晶内側にはSDカードスロットの他は最小限のボタン。この辺はCX700Vとも同じ方向性。ただし、大きく違うのが。。。
HF G10にはボディ後端にコントロールダイヤルがあること。
ワタシの(私物としては)初めてのビデオカメラとなったソニーの名機(といって良いよね)TRV-900も同様のコントロールダイヤルを持っていたが、これが個人的には物凄く好きな操作系。ソニーの上位モデル共通の操作系だった後端部のダイヤルはVX2100(PD170)までのDV時代を超え、確かFX1(Z1J)まで続いたものの、HDV初期の名機HC-1(A1J)で廃止され、その後、大型化したFX1000や現行のZ5J等でも復活していない操作系。
これを採用したキヤノン偉いなあ。
個人的にはこれだけでHF G10を買いたくなる(笑)
絞り優先オート時の液晶表示
この辺のインターフェイスデザインも好み
フォーカスリングは金属製。
フィーリングはちょっと重め?だけど、粘りの感覚がひじょうに好み。このあたりはソニーの700Vあたりは遠く及ばない。
キヤノンロゴ
ズームは可変速と定速を切り替え可能。
わかってるなあ、キヤノンって感じ。
このボタンなに?WEBって、インターネットに繋がるの?それともホワイトバランス設定?
と思ったら、まさかのインターネット用ボタンで、再生時にエンコード開始ボタンになるらしい。ううむ・・・それを印字する必要あるのかなあ。
音声は本体マイクはオーソドックスなステレオ2ch。ただし、5.1ch収録自体はレディでオプションのサラウンドマイクを付けるだけでOK。
サラウンドマイク等オプションは後端の専用シューにつける。
専用シューカバーは無くさないように本体と繋がっている。EOSでもそうなのだけど、このびろーんとしたフタ。実用的だけどキライなんだよなあ。
T-90のパームウイングが懐かしい(これは郷愁なのでスルーして欲しい。いま、あの機構にするメリットはなさそうだし)
ファインダーは飛び出る。
けど、使ってみてやっぱファインダーじゃないと、って思うようなものでは無かった。
うーん、直射日光の強い屋外や逆に発表会やその他の暗いところでは光漏れしないファインダーがいいんだけど、この程度のファインダーだとなあ。。。。
総じて、好感度、ひじょうに高し。
いま、ビデオカメラ買うとしたら、間違いなくこれか、この業務用バージョンのXA10だ。
とはいえ、余裕のない今年は、ビデオカメラに投資する予算はないのだけど(^_^;
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G10、よさそうですよねえ。
個人的にはG10と同じイメージャーのM43/41との差がどの程度あるのかが気になります。
M43/41には純正の防水ケースがあるので^^;
ちなみ好感度は高感度とかけてます?^^