映像編集をメインとしたMacintoshとカメラ、ワタシの興味関心の向く モノ関係の欲望とレビューのモノローグ SINCE 2006  このblogはアフィリエイト広告等の収益を得ています。収益はすべてモノローグに役立つ無駄遣いに使わせていただきます。

iVIS GX10とXF400とXC15と。1インチビデオカメラ考

先日書いたiVIS GX10、今週発売のビデオSALON10月号(見本誌届いた)に早くも記事がでていた。ちょうど来期の大学機材リース切れに伴うキヤノン XA25の後継機を検討中だったので、GX10とその業務用バージョン XF400/405。そしてポータブルシネマEOS(?)のXC15を比較してみた。

まずは現行ハイエンドiVISのG40とGX10を比較してみる。

Gx10_vs_g40

4K(しかも60P)対応が大きなトピックだけど、センサーが1/2.4インチから1インチに(面積比でおよそ8倍)大判化したのも大きな特徴。1inchセンサーの民生用ビデオカメラって3年前に出たSONYのFDR-AX100以来じゃないかな。民生用ビデオから後退していた(ように見えた)Canonからこのクラスのビデオカメラがでるとは。
その分、G40比でひと回り半、大きくなったけれどそれでも4K60Pのカムコーダーとしては最も小型なんじゃないだろうか。

Gx10_g40

フード組込のレンズバリアがG40は跳ね上げ式でGX10はタラップ式に変更。これ、撮影中、何かの拍子にレンズバリアが降りるトラブルがあったからじゃないかなあと。
(雨対策には跳ね上げ式の方がメリットあるはず)

レンズは微妙に広角側に広がり望遠側が短くなった(光学20倍→15倍)。そしてF値が暗くなっている。この辺は4K解像度に耐えるレンズ設計の結果か。
DIGICが2世代進んだ画の違いは興味ある部分。デュアルDIGICになっているのは解像度からかなあ。
デュアル繋がりで言えば、遂にハンドヘルドカムコーダーにデュアルピクセルCMOS AFが搭載。先日のEOS 6D Mark II でCanonはEOS新型全機デュアルピクセルCMOS化を達成しているけれど、ビデオカメラもその路線らしい。
まあ、このDP CMOS AFの能力は実証済みなので、安心して期待できるところ。

Diaphragm

GX10製品ページより転載
絞り羽根が1枚増えて9枚の虹彩絞りに。ボケ味にも注力した印象で、製品ページのサンプル(あれ、これXF400/405だw)でも9枚羽根ならではの18本の筋を訴求(絞った時の光芒は偶数羽根だと枚数分、奇数羽根だと倍数でます)してるけど、こういうときは偶数羽根絞りのほうが好きなワタシです(笑)
もちろん、ある程度絞ったときのボケは9枚羽根絞りの方がキレイなはず

民生用ビデオカメラとしてはベストに感じる仕様だけど、G40が値下げしておよそ半額か。
迷うけれど、迷ったら高価い方。いや、mono-logue的には、迷うのはG40とじゃなくてXF400/405だってば。

という訳で、GX10とHF400、そしてハンディシネマEOS XC15の比較

Xf400_gx10_xc15

XF405にはSDIがつくが、自分の用途にはSDIの活用範囲が少ないのでXF400で比較。
同じ1インチセンサーだけど、今回は新開発のセンサーかつ60P対応というアドバンテージもあってXC15を選ぶモチベーションはほとんどない(ビデオレートは差があるけど、これはXF-AVCゆえだよね)。GX10でいいか、XF400が必要かの二択。
GX10とXF400、画は同じと思ってよく、違いは音声が4chあるかとXLR端子およびハンドルを持つかが大きなトコロ。ほかにXF-AVC(将来対応)や有線LAN対応の違いがある。
ここにおよそ9万円の追加をするかどうかがポイントか。

Xf400

大学機材、XA25が2台あるので、後継はXF400とGX10、1台ずつですかね?>T助手。
バッテリー等は兼用できるので運用性は低下しないはず。なんか見落としあるかな・・。
GX10、XF400/405の情報まとめの載ったビデオSALON10月号は9/20発売。

–ads–

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください