Autodesk Smokeと言えばMac用ノンリニア編集ソフトとして最もハイエンドな選択肢。
個人的にはオートデスクというよりディスクリート・ロジックと言う方がしっくりくるのだけど、その名はシリコングラフィックスの名と共に遠い昔の話になるのだろう。
SGIのグラフィック・ワークステーションで動くINFERNOやFLAMEはかってCMを中心とした(日本の)映像業界ではハイエンドの鉄板だった。
その流れを組むSmokeがMacで動くと聞いたときには危うくダイブするところだったが、思いとどまったのは何年前だったか。
そうしたら、今日、飛び込んできたニュース
本日より Autodesk Smoke 2013 教育機関版の価格が変更されました。
<旧価格>
300,000円(税別)/315,000円(税込)
<新価格(本日より有効)>
6,000円(税別)/6,300円(税込)
ちょっとマテ。そりゃ、ソフトウエアはあくまでツールなので価格が下がるのは良いことだ。
Final Cut Pro しかり、賛否渦巻くAdobeスイートだって、昔はPhotoshop単体で10万円したんだ。
匿名の突っ込みを受けたので訂正。Photoshopはいまも単体新規で10万円近くしますね・・・
だけどさあ。昨日まで30万円で今日から6千円、って無茶苦茶だろう。
これでは、ソフトウエアの価格に正当性を感じろという方が無理だと思う。
非常に高額だったShakeをアップルが買収、60万→30万→6万円となった挙げ句、無くなった(笑)のはほんの数年前。
Smokeが数年先にどうなっているのか、ワタシには分からない。
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このニュースは私も衝撃を受けました。
しかしながら「個人(教師・生徒)ではなく、あくまで教育機関への販売」ということらしいので、なんとなく納得できないでもないかと。
Autodeskは「破格だが、損失ではない。」と考えているのではないでしょうか。
あくまで学校でしか使えないわけなので、仕事への流用はできないですもんね。
無料のハンズオンセミナーなどに力を入れておられるので
smokeのユーザ数を底上げすることに、一番の勢力を注いでる感じですね。
学生たちがsmokeを使いこなせるようになれば、それを採用する企業もsmoke導入を考える。。
という流れをイメージしているのではないでしょうか。
個人的には、Autodeskのこういった大胆で挑戦的な姿勢には感銘を覚えます。
みなさんはいかがでしょうか。