孤高(?)の日立ブルーレイカム 初代機 DZ-BD7Hおよびマイナーチェンジ版 DZ-BD9Hは、Macintosh環境では使えなかった。
去年の夏、そのことを書いたエントリーは予想外な反響を呼び、アクセスログのリモートホストにhitachi.co.jpが普段の数十倍になってびびった(笑)もの。
この夏、事実上の仕切り直し(というと言い過ぎ?)で登場した第2世代 DZ-BD10HはSDカードにはAVCHDで記録する。(というか、ディスクフォーマットの違いだけでコーデックはみな同じ?だよね)
実はDZ-BD10H、テスト用にきていたので試してみた。仕事で書く原稿ではMac環境のことはノータッチなので、こちらでメモ。(AVCHDカメラのMac対応表エントリーもあわせて参考にしてくださいませ)
なお、以降の内容は、このブログの正確性についてをご理解の上、お読み下さい。
DZ-BD10Hで記録したSDカードをカードリーダーでマウントし、iMovie’08(7.1.4)(左)および、Final Cut Pro(6.0.4)(右)でキャプチャーモードに入ったところ。
サムネイルもグリーンアウトだが、プレビューするとプレビューウインドウに映像は表示される(コマ落ち状態ながら再生可能)。
ただし、そのまま、読み込みボタンを押すと、レインボーカーソルが長時間まわったうえに、アプリがフリーズする(もしくは終了)。(iMovie’08、FCPとも)かつて、パナのSD9が見せた挙動に似ている。(SD9はQT7.5で正常動作するようになった)
そこで、QuickTimeライブラリにavc1Decoder.component(0.8.0) を入れると・・・
普通にキャプチャが可能になる。(ただし、iMovie’08のサムネイルはでなかった)
ただし、当然ながら日立はこんな使い方を保証していない(そもそもMac自体、非対応)ので、自己責任でお願いします。ワタシの環境では、基本的なFinal Cut Proでの編集は試してみましたが、それ以上はやってません。SD9のように将来のQTで対応するかも知れないし。
また、avc1Decoder.component は、こんな副作用が生じることもあるので運用は慎重に。ワタシのところでは、デスクトップに専用フォルダがあって、必要なときのみライブラリに入れるようにしています。
日立は、SD画質のハイブリッドカムでは、Macをサポートし、Mac用の編集ソフト(ピクセラの日立専用版)を同梱しているが、ブルーレイカムではWin版のみ同梱。ソフト自体はBD対応のピクセラなので、Mac版は技術的問題というより、コスト的問題に見える。まあなあ、一桁違いそうだもんなあ、ユーザー数。MacにBDドライブが搭載されるようになったら風向きが変わるかなあ・・・・。
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