新宿OMシステムプラザに湊 和雄氏の 写真展を見に行った帰り、ヨドバシカメラでキヤノン RF28-70mm F2.8 IS STM を触ってきました。発表時に、軽・明・短、でブレない標準ズームとコタツエントリーを書いたあのレンズです。
格納状態。沈胴式レンズなので、この状態では写真が撮れません。
ただ、コンパクトで短くて、カメラバッグへの収まりはすごく良さそうです。そしてなにより軽い。RF24-105mm F4L USM比で205g軽量「なだけ」で、こうも軽く感じるのは意外でした。
赤鉢巻きラインがないだけで、見た目もそう悪くありません・・・が、一方で18万円もするレンズにも見えません。所有欲をくすぐる要素はないです(もっともそれを言うとCanonのプロダクツ全体にその傾向はあると思いますが)。
使用可能状態(28mm)。
この沈胴構造が、その気に「させない」最大の要因です。もちろん沈胴式を採用したから開放F値2.8ながら小型軽量が実現できたというのは理解しています。なにかをトレードオフにしなければガンダムをジムには出来ないですよね。
そうして実現したF2.8はEVFや背面液晶で見ても、明らかにF4とは違うボケ味を見せていい感じです。
USMじゃないSTMですがリードスクリュータイプなので、まあ、許容範囲の駆動感と駆動音。
70mm状態。
うーん、やっぱりモノとしての魅力に欠けるなあ、と感じます。いや、レンズは実用品だろ、と言えばその通りで、実用レンズとしては十二分な出来だと思います。そこを勘案して割り切れば、いい相棒になるようにも思います。
ただなあ、昨今の状況下では10万円を切れとは言わないけれど、実売12~3万円なら、気持ちの割り切りようもあると思うのですが・・ねえ・・。(買わない言い訳ではないですが、その位の価格帯なら買うと思います)
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この価格って、かつてのEF28-70mm F2.8L USMなみなんですよね。まあ物価が違いますが。
小型軽量になってるので、いいなあとは思います。EFの2.8Lは持ち出すのを躊躇します。クモリや筐体の補強をしてもらったものを持っていますが、ほとんど持ち出すことができていません。
ああ、EF28-70mm F2.8L・・・あれ、デカいし重いし、ですよねえ。
そういうのも、写真の愉しさではあるのですが、もう体力が付いていきません