CP+2016で触ってきた範囲でのEOS-1D X Mark II 関連の備忘録まとめ。
後日、追記や修正あるかも(2016年3月6日)
EOS-1D XとEOS-1D X II、ぱっと見唯一の外観の違いである軍艦部の意匠。
もちろん、ここにGPSユニット(アンテナ)が入ったため。ただ、同じくGPSを軍艦部に持つEOS 7D Mark IIはこういうイージス艦のバルジみたいな形にはなっていないので、デザイン上の主張とも感じなくはない。
GPS電波を通すため頭頂部は金属ではないのはいいとして、パーテーションラインは微妙。
・内蔵GPSはオン・オフ、更新頻度等の設定をメニューから行う。オンにすると背面液晶の下にあるミニ液晶(?)にGPS表示がでて、点灯—GPS受信成功。点滅—GPS受信できていない。CP+のような建物内ではGPS信号の受信はできないのでGPS機能の実機デモはみることが出来なかった。体育館やステージ撮影の位置情報埋め込みはムリかな。
・GPS未受信状態の時は写真ファイルに位置情報の埋め込みはされない(取説に明記)。だが、例えば会場の外でGPS受信後、会場に入って(GPSロスト)状態で撮った写真は、直近の位置情報が埋め込まれるのか、なにも埋め込まれないのかについては説明員の方の説明は別れた。ある説明員の方は最後に受信した位置情報が埋め込まれるといい、ある説明員の方はGPSが受信失敗で更新されていると位置情報の埋め込みはされないと説明。デモ機を会場外へ持ち出せないので実機検証できず(笑)
・位置情報埋め込みによる連写速度(14コマ/秒)への影響はない。
・動画撮影時はムービーファイルに、REC開始時の位置情報が埋め込まれる。撮影中に移動しても埋め込まれる位置情報は更新されない。
・CF x 2からCFast & CFになったのだけど、カード挿入の裏表が逆になっている。言葉だと分かりにくいので写真で(この↑写真はEOS-1D X/EOS-1D C)。
EOS-1D C(EOS-1D X)のカードは液晶からみて手前が表。EOS-1D X IIのカードはグリップからみて手前が表。ユニット構造上こうなっているのだろうけれど、なぜかは分からない。細かいことだけど、戸惑うかも。
4K60PはCFastカードのみ。限界の見えてきたCFから、ニコンはXQDへ、キヤノンはCFastへ移行していく道を選んだのだけど(どっちが正しいとかは現段階で言うべきではない、βとVHSの例も有り、細かな仕様、性能の話ではない)、ニコンがモデルを2種類に分けてまでXQDのデュアルスロットに拘り、キヤノンはD4sでニコンがやった2種のカードスロットを搭載。
この辺は実際使われていく中でどう評価されるのか興味がある。
ワタシはEOS-1D C用に買った高速で大容量のCFが何枚もあるので4年かけて順次CFast化するEOS方式でほっとしてるが、それがイヤなプロもいるだろうし難しいところ。
なお、現時点で動作確認済みのCFastはサンディスク製のみ。
性能にまつわる部分で新旧パーツの違いはバッテリーも。以前書いたように
・バッテリーがマイナーチェンジ。互換性を保ったまま容量が増えたのはEOS 5D系のE-6と同様だけど
・新型LP-E19は新型チャージャーLC-E19でないと充電できない(旧型LP-E4Nを新型チャージャーLC-E19で充電は可能)ロケにチャージャーを持ち出すときは、レッドラインの確認が必須。
・新型LP-E19でないと連写速度が低下する(14コマ/秒→12コマ/秒)これはLP-E4Nの予備を持ってる身にはアイタタタではあるが、バッテリーの規格そのものが変わるとか、旧型が全面的にアウトになるよりマシと思うしかないか。バッテリーの互換性を最優先してコマ速をあげられるのにあげない本末転倒な選択をされるよりはマシという意味で消極的に支持。
外観はもしかしたらEOS 5Dsの時のように微妙な違いがあるかもしれないが、CP+で気がついた範囲では
EOS-1D C
EOS-1D X Mark II
・動画モードへの切換がボタンからレバー型へ
・縦位置撮影用AFボタン部のアール処理およびプリントが異なる
・N3型リモート端子が左手側から右手側へ引っ越し。
といったところか。(他にあったら追記します)
液晶表示の情報切り替えにマルチコントローラーと連動する操作系が
(たしかEOS 7D Mark IIもこんな感じだったような<細かく覚えていません)
ニコン D5は再生時もタッチ操作によるコントロールが可能だけど、EOS-1D X Mark IIは撮影時にタッチAFのみに使え、再生時は液晶での操作はできない。
この部分では両社、判断が分かれた格好。
CP+は横浜だったので、関西圏のユーザーにとっての実体験会となる
CANON GRAND PRESENTATION 2016 in OSAKA が、3月12日、13日と梅田で開催。
すでに別エントリーで書いたEOS-1D X Mark II関係
EOS-1D X II にはタイムラプス撮影機能はないらしい
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