あまり使っているプロは多くないと某所で聞いたものの個人的に今後重要だと思っているのが、EXIFに埋め込まれたGPSの位置情報。
EOSだと6D(2012年発売)で初めて内蔵されたと思うのでもう4年も前からのスペックだけど、自分の保有機としてはEOS-1D X Mark IIが初めて。EOS 5D Mark IVにも搭載されましたね。
例えばこのショットもFlickrのオリジナル写真の下段に位置情報から地図が表示されていて、ホノルルのカピオラニ公園で撮影されたことが分かる。
このときの写真をキヤノン純正のMapUtilityに読み込むと、撮影地マップを自動生成してくれるのが楽しいし、後になってこのポイントどこだっけ、という撮影ポイント探しにも有効。
ただ・・・
EOS-1D X Mark IIもEOS 5D Mark IVもGPS衛星を補足しているときはかなり精度の高い位置情報を記録してくれるが
屋内だったりGPS衛星を補足できないと位置情報は埋め込まれない。まあ、それ自体は仕方ないとして、じゃあ最後に補足したGPS情報を埋め込んでくれればいいじゃんと思うのだけど、後述する位置情報の更新間隔で上書きする仕様なので、GPS位置情報なし、となると、それを埋め込んじゃう。
位置情報の更新間隔を広めにとってフォローする手もあるけれど、それだと移動後のしばらく古い位置情報が記録されてしまうので悩ましい。
EOS-1D X Mark IIファームウエア Version 1.1.2
これに「GPS位置情報の保持時間を設定する機能を追加」が加わった。
GPS位置情報の保持時間を設定する手順は以下の通り
メニューからGPS設定
(ワタシはオンオフを割と頻繁に行うのでマイメニューに登録してある)
GPS設定はモード2で使っている。更新間隔はその時々だけど、使うときは細かく設定していることが多い。
ロガー設定に入る。
ロガー設定に「位置情報の保持時間」という項目が(ファームアップで)増えているので、
任意の保持時間を設定する。
これは「GPS衛星を補足出来なかったときにその前の位置情報を保持する時間の設定」なので、ちゃんと衛星を補足できたら更新されるので問題なし。
制限なしにしておくと、例えばハワイロケから帰国して成田で撮った写真にホノルル空港の位置情報が埋め込まれることになる(笑)
これで屋内やステージ、体育館での撮影でも位置情報を埋め込むことが可能になる。
なお
EOS 5D Mark IVにはGPS位置情報の保持機能は(現時点では)ありません。
ただし、そのままFlickrにアップするとEXIFに位置情報が表示されるので、プライベートな場所などでの写真アップには注意が必要です。
予め位置情報を削除しておくか、Flickrのアップロード設定でロケーションデータのインポートをNoにしておくのがいいと思います。
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