ロジテックの2BAYスタンド型HDDデュプリケーター LHR-2BDPU3を試す機会を頂いたので、Macではどうなのかを中心にレビュー。
デュプリケーターとかいうと大仰に聞こえるが、LHR-2BDPU3は昔、仕事でレビューを書いたこともある裸族のお立ち台と同じベアドライブを差し込む形のHDDリーダー/ライター。ただし差し込みベイが2つあるので、デュアルリーダー・ライターとして使えるほか、母艦(パソコン)との接続なしに本体だけでHDDの複製が取れるのが特徴。
Mac Proでしばらく試した結果、デュプリケーターというよりデュアルHDDリーダー・ライターとして優秀だった。
パッケージはなぜか製品名ではなくイラストが印刷され、製品名はシール。
開封すると大きなシールまで入っている。
ええと、なんでも、ガチャベイとは櫓自由家(ろじゅうけ)という剣の達人らしいのだが、ごめんなさい、この感覚、分からなかった(笑)
櫓自由家5台目当主と書かれているのは、誤植なのか洒落なのかも含めて謎である。
木刀(?)は良く見るとUSBメモリー。
USB5.0 256TBらしい。
足元には、アメリカのロジテック(日本では商標上ロジクール)のマウスそっくりの靴が描かれていたり。
この辺を、凝ってる、と言うべきなのかは悩ましいところ(笑)
閑話休題、LHR-2BDPU3そのもののレビューへ。
パッケージはシールと取説のほかは、本体と電源ケーブル、USBケーブルが1本。
USBケーブルは約1m。PCと繋ぐにはいいけれど、テレビに繋ぐ(後述)にはちょっと短くて設置場所に制限がでる感じ。
今回、テスト用に用意していただいたベアドライブ。
ロジテックのLHD-DASAKW14
中身はSeagateの7200rpmであるバラクーダ ST1000DM003 1TB
プラッタが1TB1枚であることが特徴で、7200回転のドライブのなかでは、もっとも高速な部類に入るはず。
ロジテックのLHD-DASAKW14パッケージはNTFSフォーマットされているので、さくっとMac OS 拡張(HFS+)で初期化する。
Mac ProにUSB3.0で直接接続したときのベンチマーク。
前述のようにバラクーダ ST1000DM003 1TBは高速なドライブだが、その速度をほぼ遺憾なく発揮できているあたり、LHR-2BDPU3はHDDケースというか、リーダー・ライターとしても非常に優秀だといえる。
本機の特徴であるPCレスのデュプリケートを試したが、単独で複製が取れるのは便利と感じた一方で、まるまるコピーになるため、全体では相応の時間がかかる。
LHR-2BDPU3はUSB3.0接続時の転送速度が速いので、HDD全体をコピーしたいという用途でなければ、個別にコピーした方が明らかに高速だ。(デュプリケートがあとどのくらい掛かるのかの確認も含めると、使い勝手の差は大きいと感じた。
その意味では、デュプリケーターというよりデュアルHDDリーダー・ライターとして高く評価したい(安価だしね)。これは1台持っていてもいいかなあ。
ただし、裸で挿す構造ゆえ、ベアドライブが剥き出しとなるLHR-2BDPU3では、HDDの動作音がけっこう気になるのも事実で、Mac Proが静かなパソコンに変貌した現在、常時接続する機器としてはいまひとつ。
テンポラリーにバックアップに使うとか、そんな感じで使うのが似合う製品だと思う。
もうひとつの用途であるテレビの録画用HDDとしては、別のエントリーを書く予定。
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質問です
当方手持ちのMacBook(OS X 10.6.8)に内蔵しある250GのHDを取り外して、LHR-2BDPU3に挿し、もう片方に1Tの新しいHDを挿してコピーし、その1TのHDをMacBookに戻すことで問題なくHDの容量アップが出来るのでしょうか?システムやアプリケーションの再インストールは必要ですか?教えて頂けないでしょうか?
モリムラさん
理屈の上では大丈夫に思います
ただ、ワタシ自身、MacBook Pro のHDDを換装した経験は無く、
本当に可能かを実証できる立場にありません。
すみませんです。