クマデジタルさんがFUJI X-T30との短いお付き合いの中で作成したベルビア、エテルナ、そしてシグマ ティール&オレンジ風のピクチャースタイルとLightroomプリセットを公開されています。(しかもフリーでダウンロード配布中)
EOSで Teal & Orange / Velvia / ETERNA (クマデジタル)
コロナ明けに作成でも、と思っていたら腹黒い三連星のもう1機、b’s mono-logさんがLightroom用のTeal & Orangeプリセットを使って先行してしまったので、そのプリセットをLUTとして書きだして、Final Cut Pro Xで使ってみました。
この場合のLUTはLogをRec.709等にノーマライズするためのLUTではなく、演色の一環としてエフェクト的に使うカスタムLUTの扱いです。
Lightroomプリセットは、そのままではノンリニア編集ソフトでは読み込めないので、まずは素直にAdobe Lightroomにユーザープリセットとしてインポートします。
元写真は去年、香港に行ったときの男人街(カメラはOM-D E-M1X、ED7-14mmF2.8)。
実はワタシはPhotoshop派でLightroomを使っていないので、今回、Mac Pro 2019に初めてLightroomをインストールしました(笑)
クマデジタル謹製 シグマ風Teal & Orange風プリセット適用後。
クマデジさんのTeal & Orangeがどんなところを弄っているのか、書き出す前に見てみます。
ユーザープリセットにありがちな基本補正での調整は一切行わず、トーンカーブのカスタムカーブと明暗別色補正でカラーグレーディングを施しているのが分かります。なるほどなるほど。
クマデジタル謹製 シグマ風Teal & Orange風プリセット適用後。
OM-D E-M1X、ED12-100mmF4 1/125sec f5.6 ISO320
Photoshopと異なり、Lightroomには標準でLUTの生成機能がありません。有償のLUT書き出しプラグインがあるようですが、今回は無償のLUT Generatorを使いました。
そうして生成したLUT(.cubeファイル)をFinal Cut Pro Xにインポートして、カスタムLUTとして適用します。
左上:適用前 左下:適用後
実はカスタムLUTのインポートや使用方法は、ビデオSALON連載中のFinal Cut Pro Rebootで、次々号(6月発売号)で書いています(入稿済み)、LightroomでのLUT作成もその翌月号で書く予定なので、ここでは手順をスルーしました。すみません。
で、クマデジタル謹製 シグマ風Teal & OrangeをカスタムLUT化してFinal Cut Pro Xで使った作例。
Anz2018 T&O version from SAIKA on Vimeo.
一昨年の暮れに撮影し、去年のビデオSALON ポートレートムービーのススメ で作った60秒作成に、まるまるLUT適用してみました。モデル 杏 / 音楽 https://ibgm.jp
全カットにまるまる同じLUTを当てるという乱暴なことしてるので、正直、カットによってはぜんぜんイケてないですが、そこはまあ、例として。カット毎にちゃんと調整したら、けっこうイイ感じになりそうです。
そうそう、目的を果たして気が済んだら、クマデジ X-T30と別れたってよ
–Ads–