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横並び時代の付加価値の付け方 Logitec 凜シリーズ

写真や動画を扱い出すとまっさきに足りなくなるのがHDD。いまや純正外付けHDDが存在しないこの分野において(昔はアップル純正外付けHDDとかあったんですよー)サードパーティ各社がしのぎを削る市場・・・。だったはずなのだが、量販店の店頭は2強寡占状態(最近、片方の勢いが落ちてて1強になりつつあるかも)。
かつて独自のチューニングドライバで高速さを誇ったヤノ電器など、特徴あるメーカーは事実上、主戦場で見ることはない。無骨で真面目な(そして面白味のない<失礼)ロジテックのHDDも同様だ。エレコム傘下のロジテックは店頭戦場からネット戦場へ転進し、独自の戦い方を選んだ。
その象徴が今回レビューする凜シリーズである。

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外付けHDDが盛り上がらないのは差がほとんどないから、単なる価格競争になっているためだと思う。標準ドライバでUSB接続し。。では目に見える差が出なくて仕方ない。中のドライブ(メーカーやモデル)によって速度や安心感に多少の違いはあるが、そこを気にするのはごく僅かなユーザーだ。規格速度はともかくアプリ使用中の実行速度はCPUに依存しないFireWireに圧倒的な分があるが、その差が必要なユーザーもまた少数派(のMacユーザー)だろう。多くのユーザーにとって、HDDは(CPU速度同様に)必要十分な速度を超えてしまっているのだ。

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そういう状況下で外付けHDDに価格以外の付加価値を付けるとしたらなんだろう?
LaCieはデザインにその活路を求め、G Techはプロニーズの速度路線を走る。
Logitecは上質なプレミアム感に活路を求めたのかも知れない。これはロジテックが言っていることではないのでワタシの憶測だが、言葉にするなら「こだわり感」。
PC周辺機器メーカーで唯一、国内工場を維持する自社の強みを活かし、「質」にこだわる姿勢のシリーズ。
それが、同社のノーマルシリーズとは別シリーズの「凜」ブランドだろう。

LaCieのような「デザイナーズ」ではなく、フォルムに、素材感に、ちょっとづつこだわったデザイン、独自のファームでシーク音を低減させて、静音化した音。
静音化って言ってもファームの改良だけでコストのかかる吸音材等のハード改良じゃないじゃん、ってツッコミもあろうが、ファームを換えたモデルを出すには、搭載ドライブの選定(同じメーカーの同じモデルでも容量によってシーク音は異なる)、生産工程に追加されるプロセス、生産管理の煩雑化、修理サポートの体制作りと、多くの「余分な手間」が必要となる。
その手間(コスト)に見合った付加価値が感じられれば、凜シリーズは魅力的な存在になるし、そうでなければ赤いラインの入ったTUMI(年に1度でるプレミアムモデル、高価いのよね)になってしまう。
このLogitec LHD-EN100U2HLW、みんぽす経由で貸出を受け、昨日届いたので使用感は後日レビューする予定。

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ちなみに凜シリーズはポータブルDVDドライブも同時ラインナップ。
こちらは外装が新鮮。こちらについても貸出を受けたので後日、レビューしたい。

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