2024年8月10日
コマフォト 2024年9月号とEOS R5 Mark II
コマフォト こと コマーシャル・フォト 2024年9月号の見...
SF界を代表した3人のA(クラーク、アシモフ、ハインライン)を別にすれば、ワタシのSF観は、3人のジェイムスによって作られている。
ジェイムス・T・カーク、ジェイムズ・ティプトリー・Jr、そして、ジェイムス・P・ホーガン。
そのホーガンが逝去した。現地時間7月12日。69歳。
彼のデビュー作である「星を継ぐもの」はじめ、彼のほとんどの著作はいまでもワタシの本棚の最前列に並んでいる。
法廷ものにも似たほとんど議論の応酬で進む物語。幾重にもロジカルに固められていく展開。それでいて、脳天気ともいえる楽観的な人間観、社会観。(未読の方へ、こんなお話です)
東京創元社のジェイムズ・P・ホーガン 逝去のお知らせの中に、彼の言葉がある。
人類には、自らがそう望みさえすれば、よりよい未来を前向きに作り出す知識と能力があります。
巨星が去った世界で、我々が継ぐべきものは、この理想論なのだと、思う。
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巨人たちのシリーズはとあるバーのマスタの薦めで読むようになりました。
「星を継ぐもの」がデビュ作とは知りませんでしたが…
しかし、69才とはまだ全然お若いのにとても残念です。
ジェイムズ・P・ホーガンが亡くなった。
SF者として、中でも、ハードSF好きにとっては、避けては通れないビッグネーム。
多分、その衝撃は、今年なくなった柴野拓美=小隅黎さんや、浅倉久志さんの喪失にも近いと思います。
今は亡き3巨星の中では、ハインラインが、とにかく好きです。彼の「愛に時間を」を中心とする宇宙史シリーズの中の長命シリーズ。とくに一連の主人公ラザルス・ロングが好きなのです。
アジモフの「ファウンデーション」シリーズ、人工衛星を始め多くの科学的発明をとり損なったクラークは、短編「太陽系最後の日」です。
ジェイムズ・P・ホーガンの場合には、「星を継ぐもの」に始まる巨人シリーズが好きです。
単発長編では、「未来からのホットライン」は映画化されないのが不思議な出来栄えですね。
「ミクロ・パーク」以後、単発長編の翻訳が途絶えているのが残念です。
そういえば、ハードSF作家と言うことで、冒頭に上げた(今は亡き)小隅黎さんの翻訳が多かったかと思います。
やはり、残念な方を亡くしたと思います。