数年前にEOS 5D Mark IIから始まった(正確にはニコンD90が先だ)デジタル一眼による動画は、いまやシグマを除く全メーカーに広がっている(ニコンDfは敢えて外してきましたけどね)。
なのだけど、じゃあ、一眼ムービーをみんな撮ってるか、というとそうは思えないのが難しいところ。そんななかで、ムービー機能をどう実装するかは各社の考え方がうかがえて面白い。
という訳で、富士フィルム、渾身の1台、X-T1の動画 画質を検証。
Xシリーズの画質は以前から評価の高いもので、今回、X-T1を長期でお借りしている中、自分もその静止画画質にはいいねえ、これ、と思っている。
一方、X-Pro1のとき、動画テストをしているんだけど、ムービーに関してはダメだった記憶しかない。ビットレートが低いのがいけないのか、 X-Transのカラーフィルター配列がいけないのかは分からないけれど、Xシリーズは静止画専用機だなあ、と思っていた。
今回、X-T1で、その認識が覆されるか、が楽しみだった。
撮影は、この時に行い、レンズもXF18-55mmF2.8-4 R LM OIS。
1280×720は試さず、1920×1080モードのみ。30Pおよび60Pでテスト。
コーデックはH.264/MPEG-4 AVCで拡張子は.MOV
ビデオレートは、30P、60Pともに38Mbps前後。X-Pro1に較べ大きくスペックアップしている。
サンプルは、Final Cut Pro Xでオリジナル(ネイティブ)編集。テロップ以外、色補正、トリミング無し。2カットめと4カットめの60Pは30Pにレート変更、5カットめの60Pはそのままタイムラインに置いている。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS5D MarkIII EF24-70L IS USM レンズキット EF24-70mm F4L IS USM付属 ブラック EOS5DM3-2470ISLK