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FALCAM 4802 :全面刷新したEOS R5 Mark II用ケージ

FALCAMからEOS R5 Mark II用のケージ 4802 が発売、国内総代理店のイメージビジョンより出荷が始まりました。ファーストロットを購入できたのでEOS R5用ケージの2634Aとの比較を含め、インプレッションを。

InterBEE 2024のイメージビジョンブースでプロトタイプが展示されていたFALCAMのEOS R5 Mark II カメラケージ。EOS R5 Mark II用のカメラケージ自体はSmallRig等から発売されていますが、FALCAM 4802は単に(EOS R5用の)2634AをR5 II用に仕立て直したのではなくフルモデルチェンジともいえる仕様変更を行っているのが大きな特徴です。

左がEOS R5用の2634A、右がEOS R5 Mark II用の4802です。

FALCAMのF22,F38,F50クイックリリースシステムと互換性があるケージ(F38はアルカスイス互換)で、アルカスイス互換雲台へのマウントや各種F22アクセサリーの装着が非常にスピーディにできるのが特徴です。

EOS R5 Mark IIはEOS R5に較べ、少し背高になったため旧来の2634Aが使えません。そこで4802が出たのですが、背高対応に留まらず、全面刷新となりました。

支柱がレンズマウントに沿って円弧を描くようになりました。これによりグリップ横の支柱がなくなって握ったときに指の先端に当たるイヤな感じがなくなりました。
ちなみに4802はEOS R5、R5C、R6、R6 IIにも使え、2634、3634Aは在庫限りでディスコンになるようです。

底面にマグネット吸着型のコインドライバーが格納され、現場でのケージ脱着が可能になりました(もちろんこれまでも別にコインドライバーか六角レンチを持っていれば問題なかった)。ただし、4802の新仕様によって、コインドライバー内蔵が素直に喜べない課題を持つことになりましたが(後述します)。

グリップ側の支柱というかプレートが取り外し可能になりました。(トルクスドライバーが必要です)

左:サイドプレート無し、右:サイドプレートあり。

これによって手持ち撮影の際のグリップ感が、ノーマルのEOS R5 Mark IIと同じになります。スチルとムービーでカメラを分けないワタシは、ケージ装着時のグリップ感がイヤだったのでこれは素晴らしい改善。

指の腹にあたる金属パーツがないと、すごく快適です。もちろん動画撮影時にグリップ側にアクセサリーが付かなくなるので、ムービー時はサイドプレートを装着します。

ただ、サイドプレートは下部のトルクスネジでケージに留められているだけなので、上部が不安定で強度に不安が・・と思ったら

なんとサイドプレートに小さなフックが用意され、それをEOS R5 Mark IIボディのストラップ取付部に差し込むというアイディア。さらにサイドプレートの上端にはストラップ取付部が設けられています。素晴らしい。
ただし、このことによりサイドプレート装着時、EOS R5 Mark IIをケージから外すためにはロックネジより先にサイドプレートを外す必要が出来てしまい、そのためトルクスドライバーが必須になるという、コインドライバー内蔵の意味は・・?な状況になっているのはなんというか・・・。

ちなみに2634A比で軽量化がなされていて、
2634A 215g(実測、公称値同じ)4802 サイドプレート無し 175g(実測)4802サイドプレートあり 199g(実測、公称値は195g)で、ケージの中では軽い方だと思います。

F22を使った拡張

このようなアクセサリーセットアップがとてもスピーディなのがFALCAMの大きな特徴でしょうか。

今回はセットアップのみで実際に撮影に投入していないので、実際に使った時に違う印象を抱いたりした場合、改めてレビュー書きたいと思います。

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