巷ではEOS 5D Mark IVのカウントダウンがウワサされる中、今さら感はありますが、キヤノンのフラッグシップは1D系。EOS-1D X Mark IIと旧機種 EOS-1D C(EOS-1D X)は見た目そっくり、で新鮮みには欠けるのですが、良く見ると細かなところがずいぶん違います。
たまたま、去年までのメイン機、EOS-1D Cを借りる仕事があったので、現行のメイン機、EOS-1D X Mark IIと相違点を再確認してみました。
EOS-1D CとEOS-1D X は同じと思いますが、気がついていない違いもあるかもなので、あくまでEOS-1D CとEOS-1D X IIの比較です。
特に注釈しない限り、写真左、もしくは写真上がEOS-1D C、右もしくは下がEOS-1D X Mark IIです。
誰もが気づく、ほとんど唯一に近い相違点が軍艦部のGPSユニット格納部パーテライン。
ダサイ、ダサイ、と言われるものの・・・。まあ、慣れるしかないです(苦笑)
今後、GPSユニットを内蔵するEOSはすべからくこうなると思いますし。
そして、パーテラインに気を取られると見落としがちですが、背面から軍艦部頭頂へのカーブが異なります。
EOS-1D X Mark IIの方が、ぐいっと立ち上がるライン。
反対側からみると立ち上がり方だけではなく、絞り方も異なるのが分かります。
グリップ側の絞り方も異なるのが分かります。その関係で(?)液晶前ボタンも処理が異なり。
EOS-1D X Mark IIの方が独立した突起の印象。見た目はCの方が好きですが、指先での分かり易さは新型です。
M-Fnボタン部も変更。
写真では分かりにくいですが、グリップも違っていて、僅かに細身で掴みが深くなっていると思います。
実際、ホールディングの感覚は使うと分かる程度には違いがあります。
背面ボタンは例のムービー切り替えボタンが、EOSムービースタイルに変更。
マルチポインティングのジョグボタンの指掛かりが広面積化。
カードスロットはスロット2がCFastに。高温注意のプレートも
自分も今回はじめて気がついた左手側アールの処理。
端子カバーは同じだと思ったら違います。
カバー部がより上まで延びていて、端子部が広くなっています。
そして前面と側面の繋がり方が、EOS-1D Cは斜めに角落としているのに、EOS-1D X Mark IIはきっちり角をとっています。
端子部が広く(高く)なった理由はUSB端子がUSB2からUSB3になったことが大きそう。
EOS-1D Cではヘッドホン端子のためにシンクロターミナルが削除された(上からマイク端子、N3リモート端子、ヘッドホン端子)けれど、EOS-1D X Mark IIではシンクロ端子が復活(上からマイク端子、ヘッドホン端子、シンクロ端子)。
じゃあ、N3リモート端子はどこにいったの?と言えば、
ボディ反対側。縦位置ボタンオンオフスイッチをずらして配置(スイッチのプリント位置もそのアオリで変わっています)
タイムラプス機能を持っていないEOS-1D X Mark IIでは、N3リモート端子はまだまだ重要。
縦位置グリップ操作部はM-fnボタンの位置が変わり、上面の操作系と統一感がとれるようになりました(ここ、なにげに重要)。
こんな感じ
縦位置グリップ後端のボタン部も細かく変更。
バッジはもちろん違います。
そしてトップカバーから前面に流れるラインもかなり違っていて、EOS-1D X Mark IIの方がソリッドな印象。
塗装も違う(経年変化では無いと思う)。EOS-1D X Mark IIの方が、ややマットな塗装、
こうしてみると、けっこう細かく手を入れているんだなあと思った。
いや、だからどうだ、ってのではなく、自分用の記録として。
–ads–