夏にジッツオのマウンテニア買った時に、なんで同じジッツオのトラベラーI型(GITZO GK1580TQR4)持ってるのに、マウンテニアのI型(GITZO GK1542-82QD)買ったの?と良く訊かれたので、いまさらですが、その辺の話を防備録として書いておきます。
左が2013年に買ったジッツオ トラベラー GK1580TQR4。右が2017年夏に買ったジッツオ マウンテニア GK1542-82QD。
GK1580TQR4は軽く、機内持込可能な縮長(格納高)42cmという軟弱なワタシ向けのトラベル三脚で、北は北海道から南は九州、沖縄、いや、ハワイまでいちばん一緒に飛行機に乗った脚でした。
ただ、雲台が使いにくいのと、トラベラーゆえの脚反転格納がけっこうストレスになっていたこと。そしてEOS-1D X Mark IIをメインにするようになって、耐荷重5.5kgという部分がそれなりにツラくなってきたことから、他社製含めいろいろ見ていく中で同じジッツオのマウンテニア GITZO GK1542-82QDとRRS Really Right Stuffの三脚TQC-14と自由雲台BH-25LRの組み合わせ。
ただ、RRSはカメラごとに専用のプレートが必要(ゼッタイでは無いけれど)で、それを勘案するとジッツオの2倍近い価格になるのと、仕事柄、新しいカメラがテストで来る事が多いことから、今回はGITZO GK1542-82QDに。
GITZO マウンテニアGK1542-82QD(下)とトラベラーGK1580TQR4(上)の比較。
縮長で24cm0.5kgの差。
特に縮長(格納高)が60cmを超える三脚は航空機の機内持込ができないのがウイークポイントだけど、それについては後述します。
それぞれ使用時の高さ。左はポールを格納した状態での最大高さ。右はポールを伸ばした時の最大高さ。ともにトラベラー GK1580TQR4が左、マウンテニア GK1542-82QDが右。
トラベラー GK1580TQR4の後継現行機種を含めて、仕様を比較すると。
こんな感じ。
みな同じシリーズ1の脚なんだけど、現行型は脚がCarbon eXactチューブに刷新された新世代でチューブ径が一回り太くなって、強度、耐荷重が大きく向上。その分、少し重くなった。
旧トラベラー持ってなかったら新トラベラーを選んだかもだけど、素直にマウンテニアに。
前述のように縮長の差は大きく、機内持込できないのは痛いのだけど
マウンテニアは剛性の割に簡単に雲台が分離できるので
こんな風に運用可能。
脚だけなら機内持込可能なサイズ。実際にこれでOKかどうかは近日、飛行機に乗る予定なので実際にどうだったかは後日報告します。
こうやって並べるとマウンテニアもさほど大きくない。
左:トラベラー GK1580TQR4、右:マウンテニア GK1542-82QD
でも、トラベラーはかわるビジネスリュックに収まるのが大きなアドバンテージ。
その意味ではトラベラー、手放すわけにはいかないのか・・・。
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初めまして。
私も同じようなことでなやんでおり、検索したところこちらに。
貴重なご意見参考にさせて頂きました。
トラベラーとマウンテニア両方持つことは財力的にもムリですのでマンテニアに決めようと思います。要は雲台外せば良いんですよね!
トラベラーは強度的な問題と脚を180度折りたたむ方式って以外と面倒なのと、
リュックのサイドポケットに引っ掛けるといった場合だとセンターポールが邪魔なので、
結局180度でなくそのままたたむことが多い気がします。
実はGITZOは高価なことと、既に神話化してるような気がして忌み嫌っていましたw
しかし、手持ち徒歩での搬送を考えると、私の持ってる機材でぶれずに軽量化するにはGITZOしか選択肢が無くなってしまいました。
老舗は老舗なりの一日の長があったのですね。
参考になれば幸いです。
トラベラー独自の脚反転格納(他社製含む)は、実際使うとけっこうストレスたまりますよね・・・