映像編集をメインとしたMacintoshとカメラ、ワタシの興味関心の向く モノ関係の欲望とレビューのモノローグ SINCE 2006  このblogはアフィリエイト広告等の収益を得ています。収益はすべてモノローグに役立つ無駄遣いに使わせていただきます。

EOS R3 を試す:キヤノン銀座タッチ&トライ

11月下旬発売がアナウンスされたEOS R3を試しに、キヤノン銀座のタッチ&トライに行ってきました。b’s mono-logさんも行かれて詳細なレポをあげているので詳しくはそちらを。というか、よく15分の短時間で(bさんの時は空いていて20分近く触れたらしいけど)試して写真まで撮って、ホント、高機動b型は黒いのに3倍速いと思います。

開発中のクレイモデル。ほぼ最終形に近い段階のよう。タッチ&トライ会場なのだから、もっとトライ&エラーの軌跡をみせてくれてもいいのに。
EOS R3はワタシのEOS R5より重い(1015gと738g)のだけど、待ち時間にEOS-1D X Mark III(1440g)を触っていたせいで軽く感じるマジック(笑)。操作感は1系を踏襲しているため、同等の使い勝手で300g以上軽くなったという言い方?旅行含めて持ち歩くには小型軽量がいいのですが、撮ってるときはこのくらいのサイズ感が使いやすいですよね。

b’s mono-logさんが書いているようにデフォルトが電子シャッター。ローリングシャッター歪みが実用域まで抑制された結果、測距/測光/演算で有利な電子シャッターのポジと、ブラックアウトとシャッターショックというメカシャッターのネガで、遂に初期設定が逆転したようです。EOS R1と仮称されるプロ機ではグローバルシャッター搭載が噂されていますが、どうなんでしょうねえ。
電子シャッターは無音ですが、感覚フィードバックのため?シャッター音が効果音として発生します。この音は音量は調整出来るようですが、音質(というかテイスト)は変えられません。もう少し低音の感じとか、歯切れよく、はできない。どうせならオプションファームウエアで往年のF-1の音とか、T90の音、とか出来れば楽しいのに、と思ってしまいます。

以前、スペックだけ見てEOS R3はタイムラプス動画が非搭載と書きましたが、銀座キヤノンで実機確認&スタッフに訊きましたが、やはりタイムラプス動画は機能にありません。これをその後、仲間内で話していたらCさんに「EOS-1D X Mark IIIにも無いからじゃ?」と言われてハッとしました。
そう言えばボディ内タイムラプス動画生成機能はEOS 5Dsで初搭載し、EOSのスタンダード機能になったけれど、EOS-1D X Mark II、EOS-1D X Mark IIIには搭載されなかった。プロ機には不要という判断か?(EOS R3はハイアマチュアモデルに分類されてますけどね)

新規格マルチアクセサリーシュー(Photo by b’s mono-log:以下、EOS R3の写真はすべて)
ワタシはハンズオンしながら写真を撮るマルチタスクがこなせないので、b’s mono-logさんに頼んで写真を提供して貰いました。
いまになってSONYのようなマルチシュー?とも言われますが、電源や信号をいろいろやり取りする必要性は高まる一方なので時代の流れとしては正統なアプローチでしょうか。どうせなら映像信号も(HDMIじゃなく)USB Type C経由で伝送しSSDに記録できればいいのになあ。

で、新設された接点はそのままでは防塵防滴性能を満たせないので、EOS初の(Mシリーズ除く)シューカバーが着きます。(これがないと防塵防滴性能は保証されない)

ワタシはゼッタイなくす自信があるので、このシューカバーは別売りがないとダメだと思います。

視線入力はRの付かないEOS 3でワタシには向かなかった苦い記憶があるので期待半分不安半分だったのですが、メガネなワタシでもかなりヒット率が高く、好印象。これはEOS R3の鼻(華)ではなく目玉になると思いました。
ただ、ずっと親指AF派だったワタシはEOS-1D X Mark IIIのスマートコントローラーがひとつの到達点だと思っているのですが、これと視線入力の相性が悪いというか併用に向かない機能と感じました。人間の視線って意識的コントロール以外にも無意識的なセンシングサーチしてるので、それをどう切り分けて入力とするかは難しいところだと思います。

そう、この写真左上に見えるスチル/動画切換レバーはいいですよね。EOS R/R5シリーズの切換は明示的な操作という意味ではいいのですが、咄嗟に切り替えるには向かない(そのためにムービーC3モードがあるのですが、それはまた別の話)。
シームレスな切り替えは親指1本で可能なレバー式が好きです。

という訳で、EOS5 QD以来、約30年ぶりに視線入力捲土重来にキヤノンの王道的な戦い方を見る思いです。今度こそユーザーの心を掴む機能として確立して欲しいと思っています。
(写真はEOS 3)

–Ads–

コメント (1)
  1. mazda121 より:

    こんばんは。
    >どうせならオプションファームウエアで往年のF-1の音とか、T90の音、とか出来れば楽しいの>に、と思ってしまいます。
    私の初デジカメ、パワーショットS45は起動音、シャッター音等の変更が可能でしたね。F-1、A-1などあった記憶が・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください