フリーコム・テクノロジーが事実上の日本撤退。(プレスリリース)
FreecomはMacintoshプラットホームにコミット性の高いストレージベンダーだったと思う。G-Technologyアンバサダーのワタシから見てもデザイン性と質感には優れた物を感じたし、なによりG-Technology同様に初期出荷状態がMacフォーマット、というのも好感を抱いていた。
同社は三菱化学メディアの小会社だから大丈夫と思っていたけれど、日本での製品販売は終了。事実上、日本から撤退する。
だから在庫一掃、かどうかは知らないけれど、同社のオンラインショップがFreecom MobileDrive Mg 500GBを2個で6,980円(税込、送料別450円)で限定販売しているのをMacお宝鑑定団ブログで知った。
同社製品はノベルティで頂いたUSBメモリしか持っていなかったので、最後に買ってみた。
シンプルなマグネシウム筐体。薄い。
どこのドライブだろうと繋いでみたら(少なくとも購入した2台は)東芝のMQ01ABF050だった。
7mm厚の薄型2.5inch 5,400RPM ドライブ。
ワタシの愛用するG-TechnologyのG-DRIVE evと並べてみた。本来は製品カテゴリ的にG-TechnologyのG-DRIVE mobile USBあたりと較べるべきなんだろうけれど、持っていないので(笑)
G-DRIVE evの中身は(少なくともワタシの保有するものは)HGSTのTravelstar 7K1000。
9.5mm厚の2.5inch 7,200RPM ドライブで、クラス最高の耐衝撃性を謳う。
ベンチマークを取ってみた。
Freecom MobileDrive Mg 500GBは5,400RPMだけど、100MB/s超えるのは立派。
G-DRIVE evは手持ちの筐体で最も古いもので130MB/s、ATCに使われている黒いevで136MB/s前後と25%ほど高速。
まあ、さすがに7,200回転は伊達じゃない。とはいえ、価格差はあるのでそこは悩ましいところか。あと、G-Technologyのは3年保証ね(と、アンバサダーとしては強調しておくw)。
接続はFreecom MobileDrive Mg 500GBがUSB3.0のみ。
G-DRIVE evはUSB3.0とDOCK接続時に使う専用e-SATAポート。
アクセスランプはFreecom MobileDrive Mg 500GBがリアでG-DRIVE evがフロント。
付属品はともにUSBケーブル。やや短い方がFreecom。
という訳で、G-TechnologyアンバサダーだけどFreecom MobileDrive Mg 500GBを買ってみた報告でした。
G-Technologyのアンバサダーは、G-Technologyのヘビーユーザーであることの証しでもあるけれど、だからといってG-Technology以外の同種製品も使うしレビューも書く。贔屓の引き倒しはしない。当たり前のことだけど、それが通用するのも嬉しい。
で、こっそり?書いておくと、HGSTブランドで発売されているTOUROはプラ筐体ではあるものの、中身はG-DRIVE系と同じだったりするので実はコストパフォーマンスがとても高いので、価格重視のひとにはオススメ。(ただし保証は1年)
なお、TOUROには5,400RPMのものと、7,200RPMのものがあって、Amazonでも500円ほど価格差があるので注意。(現行モデルではTOURO Sが7200RPM)
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