以前書いたThunderbolt 3 RAIDケース:OWC Thunderbay 8、検証用にお借りしていた同社のSSDを返却したので、いよいよ自分の仕事専用に転用しようと、ベアドライブを発注、8TBのベアドライブを8台組み込んで、RAIDを組んでみました。
その記録エントリー。
とある地方の量販店から届いたダンボール。決してあつ森をグロスで抑えたのでもなく、シャープの糸くずフィルターを転売しようとしているのでもありません。
瞬間最大風速的に?価格コムより少し安かったんだもん。
東芝のMN06ACA800。これは家庭用やSOHOクラスのNAS向けの製品ですが、7,200rpm、SATA 6Gb/sの高速ドライブで、MTTF120万時間、24時間稼動、振動補正組み込みと基本スペックが高いドライブ。ThunderBay 8にはHDDを組み込み済みのモデルもあり、OWCに問い合わせたところ、東芝のエンタープライズ級を組み込むとのことだったので、さすがに高価なエンプラ仕様のHDDをオトナ買いはできないので、家庭用から。
ただ、MN06ACA800もCMR方式のドライブだし、今年初めに買ったMac Pro 2019のHDD増設マウント Promise Pegasus J2i に搭載されていたのも東芝のMD06ACA800Vだったので今年は東芝に縁のある年のようです。
ThunderBay 8のモジュールトレイにベアドライブを取り付けるのはビスが4つだから簡単ですが、8台もあるとさすがに面倒ですね(笑)
それでも全部を組み込むのに30分もかからないくらいでしょうか。
RAIDを構築する前に、MN06ACA800単体の速度を見てみました。
シングルドライブでWRITE,READとも220MB/sを超えて優秀なドライブだなあと思います。駆動音は微妙に大きい印象。
あ、前回のときは気がつかなかったのですが、ThunderBay 8のモジュールトレイ、金属のステー部分に薄いビニールが貼ってありました。
放熱に影響あるかもなので、ぜんぶ剥がしておきます。
さて、8発の7200rpmドライブをRAID 0(ストライピング)で構成してみると
ライト、リードとも1100MB/sを超えました。これはスゴイ。普通のSSDでは出せない速度ですね。容量64TBの超高速RAIDです。
ただし、物理的に回転するHDDを8台でストライピングを組むと、単純計算で故障率は8倍になるし、万が一、1台でもクラッシュしたら64TBのデータが吹っ飛ぶと思うと、さすがにこれで長期運用する勇気はありません。
RAID 5 で再構築します。
RAID 5だとWRITEが700MB/s後半。READが700MB/秒 前半。といったところ。
冗長性担保にはRAID5運用なんだけど、800MB/sくらいは期待したいところでしたね。
という訳で、Thunderbolt 3、56TBの冗長性のあるストレージが加わりました。
夏に向けて、部屋の温度が心配です。(そのためにキティがいるのですが)
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