映像編集をメインとしたMacintoshとカメラ、ワタシの興味関心の向く モノ関係の欲望とレビューのモノローグ SINCE 2006  このblogはアフィリエイト広告等の収益を得ています。収益はすべてモノローグに役立つ無駄遣いに使わせていただきます。

スーパースローの悦楽:SONY RX100 IVのHFR

ハイスピード撮影(ハイフレームレート撮影)は業務用の高価なカメラ機器を除けば、iPhone 6、6 Plus、Xperiaくらいでしか実現されていない特殊な映像表現だった。
そこにコンデジが本気で割り込んできた。ソニーの最新コンパクトデジタルカメラ サイバーショット RX100 IV(とRX10 II)がそれだ。RX100 IVを夏の終わりまでお借りできることになったので、レビュー。最初はもちろん、ハイフレームレート(HFR)撮影によるスーパースローモーション。

RX100 IV Super slow motion

先日、大学に遊びに来てくれたゼミのOBたち(と助手)
授業の合間にテスト撮影にかり出されるの図(ありがとう〜)

彼らの協力を得て撮影した480fpsのスーパースロー(シーケンスは24Pなので20倍のスロー)

音楽:ibgm (トーンに合わせて選択肢がとても多いのが嬉しい)

17892-282-295916

人間の目の処理能力を超えたハイスピード撮影は、それだけで映像にドラマを感じさせてくれると思う。

RX100 IV_1

ソニーのRXシリーズは高級コンデジブームを牽引したカメラだと思うが、今回でてくるRX100 IV、RX10 IIはハイフレームレートという飛び道具を搭載してきたのがなによりの衝撃。
なにしろ、このためにメモリーを一体にしたCMOSセンサーを開発しているくらいだから本気の入れ込みようが分かるというもの。

逆に言えば、CMOSセンサーを開発しなければ出来ないってことは、他社が簡単には追随出来ないと言うことでもある、EOSにハイスピード欲しいとずっと思ってるけれど、1型センサーを主戦場にしていないキヤノンがむりに追随するとは思わないし、やるならせめてAPS-Cセンサーくらいと思うとなおさらなのが悔しい(笑)

RX100 IV_3

RX100 IVのハイスピード撮影記録はiPhone 6 Plusのそれとは考え方が違うので注意が必要だ。iPhone 6 Plusの場合、120fps時に1280×720ピクセル、240fps時に1920×1080と記録解像度が異なるものの、画角は通常のビデオ撮影時と変わらない。

Rx100_iv_hfr

一方、RX100 IVは(RX10 IIも)この図のように、イメージセンサーからの読み出し解像度が(fpsによって)変わり、画角も変わるものの、記録解像度はどの場合も1920×1080ピクセルのXAVC S HDフォーマットになる。つまりカメラ内でブローアップ(拡大処理)されている。
(これはどちらがいいか、ということではなく考え方の問題。双方にメリットデメリットがあると思う)

RX100 IV HFR

さらにRX100 IVはフレームレートが上がるにつれ読み出し解像度が落ちていくが、そのピクセル数を重ねてみると画質優先の240fps撮影時はともかく、それ以外のモードではあきらかにピクセルレシオ(画面の縦横比)が異なる。縦方向についてはラインを飛び越し(間引き)しているのが推測され、当然、そこは画質に大きな影響があると思う。
フルHD時の記録設定を含め、比較してみた。

音楽:ibgm 

以下、ハイフレームレート(画質優先時)の各カットから切りだしてみたもの。
コーデックはすべてXAVC S HD 24P

RX100 IV HFR_01

60fps 通常撮影 / 1920×1080

RX100 IV HFR_02

240fps HFR撮影 / 1824×1026

RX100 IV HFR_03

480fps HFR撮影 / 1976×566

RX100 IV HFR_04

960fps HFR撮影 / 1136×384

夏いっぱい、この新しいカメラと過ごすので、レビューは今後も順次。

RX100 IV_2

–ads–

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください