軽快なミラーレス機の良さもわかるようになったけれど、本気の時に絶対的な信頼をおけるのが弩級主力機。
量産型のEOS-1D Cを使い始めて(というか、EOS-1D Cが発売してから)もう2年半になるけれど、初めての修理必要な(事態になりそうな)トラブル発生中。果たしてどうなるかは別にして、現状のトラブルレポート。
EOS-1D Cはベース機であるEOS-1D Xとハードウエアをほぼ共有する機体なので、バッテリーはEOS-1D系(EOS-1D Mark III以降)専用のLP-E4Nを使う。
でLP-E4Nにはバッテリーの状態を記憶するキャリブレーション機能があって、EOS-1D Cボディと通信しながら残容量の把握や劣化度のチェックを行うのだけど、このためにキャリブレーションを行う必要がある。
メニューからバッテリー情報をみると表示される。
で、キャリブレーションをどう取るかというと、巨大な専用充電器 LC-E4Nを使う。
ノーマル状態のバッテリーを装着すると(あるいはキャリブレーション必要なバッテリーでも警告ランプを無視して10秒待てば)グリーンのランプと共に充電が行われるが。
キャリブレーションが必要なバッテリーをつけると、赤くランプが光るので、数秒以内に中央のキャリブレーションボタンを押す。
と、充電ランプが赤に光り、放電が始まる。放電後、充電プロセスに入るので、キャリブレーションには最長15時間(取説表記)かかる。
のだけれど、うちのバッテリー。このキャリブレーションを実施してEOS-1D Cに入れても、次回の充電時にキャリブレーションをお薦めします・・とEOS-1D Cに言われてしまうのだ。
さて、故障箇所を切り分ける
・バッテリーが故障ーーーーー保有する3本のLP-E4Nで同じ症状がでるのでたぶん無罪
・EOS-1D C本体が故障ーーー可能性はあるがバッテリーと通信自体はできているので可能性は低い
・LC-E4Nが故障ーーーーーーもっとも可能性が高い。キャリブレーション情報をLP-E4Nに書き込めていないのでは?
ので、銀座のCPSに持ち込む。
LC-E4Nが怪しいけれど、やっぱ一式持ち込むべきなのでこれだけ(LP-E4Nの1本はボディの中)。いくらサービスセンターに行くとは言え、レンズの付いていないカメラは寂しいので(笑)EFレンズ(フルサイズ)唯一のパンケーキレンズ EF40mm F2.8つきで。
これだけで、約2.4kg。写真撮らないのにこれは重い(うち130gは自分のせいだけど)
不安はその場で原因が分かって修理になったとき、EOS-1D Cが手元になくなるのは痛いけどLC-E4Nがなくなるとして、通常撮影2回分くらいは我慢できるか。4K動画だと下手すれば1回か。
CPS会員とは言えワタシはB会員なので、代替機のサービスは受けられない。
CPSのカウンター。
経験豊かそうなスタッフの見立てはワタシと同じ。あー、LC-E4Nがなくなるか、念のためバッテリーはフルチャージしてきたけど大丈夫かな。
と思いながら話を聞いていると
・・・LC-E4Nの故障の可能性が一番高いものの、検証には一晩かかります・・
(そうだよね・・・)
・・・ので、LC-E4Nをご用意しますので、ご自宅でお試しいただけますか?
・・・え?・・・・
確かにLC-E4Nを預けるのは心配だけど・・・
・・・お貸ししたLC-E4Nで問題が解消されたら(お客様の)LC-E4Nが故障です。が・・
(が・・・?)
LC-E4Nは修理できないのです。
えええええ?
LC-E4N(LP-E4Nも)は高圧部品の関係で分解が禁じられているらしい。(たしかに、良く見るとネジもトルクス・・。)
ので、故障時は買い替え(保証期間内は新品交換)だという。
げげ、修理代痛いなと思っていたら購入だと?ってLC-E4N、メーカー希望小売価格で3.7万円もするじゃん・・_| ̄|○
という訳で、さきほど、貸し出されたLC-E4NでLP-E4Nのキャリブレーション放電が始まりました。明日、昼過ぎには答がでるでしょう。
うーん、キャリブレーションできないけれど、充電は正常にできているし、どうするかなあ。(イマココ)
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