ビデオSALON 2013年5月号が届いた。ビデオSALONが届くと、その月もいよいよ残り1/3か、と感じる。早いなあ。
今号の特集はCanonのXA20(と姉妹機XA25)
渋くてイイトコ突いてるなあと思う。
前機種のXA10もよくできたカメラだった分、このXA20/25に誤解があると思う。
というのも、記事にも書かれてるが、XA10はHF G10の業務用バージョン(SONY HC1とA1Jの関係)だったけど、このXA20/25はG10後継機の HF G20の業務用バージョン「ではない」のだ。
ルックスが似てるから勘違いしやすいが、レンズは新開発の20倍ズームで、広角側が35mm換算26.8mmから。円形絞りに5軸の手振れ補正。
いいね。いま、ビデオカメラ買うならこれだなあ。
あ、作例モデルになっているのは、今期のビデオSALON編集部、斎賀ゼミインターン(笑)の、Oだ。ビデオSALON WEBで動いてるところを見ることができます。
ステディカム並みとは言わないけれど、歩き移動撮影がここまで自然だといろいろ使えそうだなあ。
そして、Blu-ray時代だからこそ、再確認したい特集が「高画質DVDビデオの作り方」
基礎的なところからはじめ、具体的な設定の解説まで。
やや、EDIUSに寄った内容だけど、勉強になる。
Final Cut Pro Xから書き出すDVDにイマイチ感があるのは事実で、うーんと思いつつ、まあ、もうBDの時代だしね、と思っていただけに、再勉強の感じ。
最近のビデオSALONは最新機種のレポートよりも、基本を再確認する系の記事が多くなってきているように思う。
今号で言えば、光と影、照明の考え方や、三脚の正しい使い方。
別記事だが焦点距離とフォーカスと絞りの実例。
ビデオカメラという市場が、以前のように次々と新製品がでるものではなくなった、ってこともあるのかもしれないが、その分、あとから読み返したい記事が厚くなってきたのは良いことだと思う。
こういう特集記事を関連するモノでまとめて電子出版してくれると嬉しいなあ。学生にも買わせやすいし。
基本と言えば、端子とケーブルの大図鑑も良かった。
これも、大きくプリントアウトして、演習室の壁に貼っておきたいレベル(笑)
このようなことを覚えなさい、というのが大学ではない、と考えているので端子規格等は、演習で使う基本的なものしか教えていないが、その一方で、こういう全体像を知っているほうがいいのも確か。
教えなくても自学自習できる仕掛けを作らないとだなあ。
他にも、岡英史氏によるリーベックRSP-750Cレポート。これ、大学に欲しいなあ。岡氏はヴィンテン派らしい。うちの助手はザハトラー派だ(笑)
エーデルクローンのSLIDERPLUSは、まるやまもえる氏がレビュー。
ただ、スライダードリーは、動画でこその魅力なので誌面では伝わりにくいよねえ。
作例、ビデオSALON WEBに載せて欲しい。
ちなみに、先日公開したmono-logueのSLIDERPLUS作例はこちら(宣伝?)
SLIDERPLUSはビデオSALON通販でも扱うらしい。
ん?この写真は・・・(笑)
–ads–
XA20を7台買って発表会を撮影しました。客席の一番後ろに陣取り、7台横一列に配置。
同時に電源を入れて、ホワイトバランスはオートに!
通常、どんなに安いビデオカメラでも瞬時にホワイトバランスは合い、白い服は白く撮れますよね。
しかし、このXA20・・・早いカメラで2分、遅いカメラだと3時間、残る5台は平均15分かかって
ホワイトバランスが合い、白い服が白く撮れるようになりました。
家庭用の安いカメラより、業務用のカメラ(XA20)の方が性能悪いのでしょうか?
いくらなんでもホワイトバランスが合うのに15分はないでしょう。
こどもの出番が終わってしまいます。
このことをキャノンのお客様相談センターに電話しましたが、可笑しくないです。故障でも、不良品でもないとの事。
腑に落ちず、キャノンの品質本部の課長さんに言ってみましたが、これまた、故障でもなく問題ないと言う回答でした。
私は、今回業務用のカメラを買ってみましたが、こんなことなら家庭用のカメラにしておけば良かったと思っています。
業務用のカメラはホワイトバランス一つにしても合わすのが大変なんでしょうか?
このカメラは不良品なんでしょうか?
また、キャノンの対応ってそんなものなんですか?