EF100mm F2.8L MACRO購入以降、フィールドでは三脚なしでの手持ちマクロが増えた(個人比)。とはいえ絞りたいときや暗いときは三脚が必須。そしてマクロのような近接撮影時はフレーミングを微調整するときに三脚をデリケートに動かすのは一苦労。
回転、仰角、等はギア雲台でいけるけど、前後左右はギア雲台では対応できない。
ので、ベルボンのスーパーマグスライダーを買った(去年w)。
マグスライダーってなに?というのと、よく組み合わせているテーブル三脚について、簡単にレビュー。
マグスライダーと検索してもベルボンの製品しかでてこないので、ベルボン独自の呼称かもしれない。ベルボンの製品ページにも「本格的なフォーカシングアジャスター」と説明されている。
パイプレール上のカメラベースがつまみをまわすことで、前後、左右独立に微動するもの。構図の微調整にはギア雲台はマンフロットの410と昨年からアルカスイス D4 ギアヘッドを使っているけれど、スーパーマグスライダーはギアヘッドでは出来ない前後左右の微調整が可能。(逆にギアヘッドの持つ精緻な首振りはできない)
こんな感じで使っている。
このふたつのつまみが上が前後、下が左右専用のつまみで、1回転で4mmスライドする。雲台のつまみは「まわして緩め→締めて固定」なので締め付け時に微妙に戻ったり行きすぎてしまうことがあるが、マグスライダーでは「まわして駆動→放すとそのまま固定」とギアヘッド同様の挙動なので精密な動きには非常に楽。
で、このふたつのつまみが近すぎてまわしにくいのはメーカーも意識しているようで、上下のパーツを逆方向につけることで、つまみを左右に分けることができる。
ただ、そうすると駆動方向によってつまみ位置が変わってしまうので、ワタシはデフォルトのまま。
この上下パーツ分離構造を使って、上パーツのみを使う前後移動のみモードとしても運用できる。また、前後のみで2割ほど安価な「スーパーマグスライダー(前後のみ)」もラインナップされているので、左右移動は要らないや、ってひとはそっちもあり。190g軽くなるし。
EOS 5D Mark III + EF100mm F2.8L Macroも大丈夫な推奨積載質量3kg。本当はもっとしっかりした三脚につけるべきなんだろうけれど、テーブルフォトなどでは普通の三脚は脚がテーブルに当たってなかなか思うような位置に持って行けないので、ワタシはマンフロットのテーブルトップ三脚に付けている。
脚の方向さえ気をつければ、スーパーマグスライダーに載せたEOS 5D Mark III + EF100mm F2.8L Macroをお辞儀させても大丈夫。
という訳で、単焦点マクロレンズのときは必須になっているスーパーマグスライダーの簡易レビューでした。
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