SSDの台頭で近未来は主役交代があるかもしれないと予感させるが、少なくとも現時点までPCのストレージはハードディスクが中心。特に映像分野では容量、アクセス速度の両面からHDDに代わるストレージはまだ出てきていない。
のだけど、HDDメーカーは激しい競争状態にあるようで、ワタシの20年足らずのMac歴でもHDDメーカーの栄枯盛衰を見てきた。
ワタシの買った最初のMacであるMacintosh IIcxに載っていた20MB(20GBではない)のHDDはSONY製だった。たしかこれはのちにリコールになって、当時の亜土電子で無償交換してもらったと記憶している。
その後、HDDはQuantumがいいよー、という評判に同社のAtlasを指名買い(笑)していたが、HDD部門はMaxtorに買収された。そのMaxtorものちにSeagateに買収される。
たしかConnerが載ったMacintoshもあったと記憶してるが、コナーもSeagateに買収されちゃう(笑)。シーゲートはワタシが唯一仕事で使っていたWinマシン(NTだけどね)であるインターグラフのワークステーションにはシーゲートのチータ(10000rpm)が4発載っていてRAID0で動いていたが、とにかく五月蠅くて放熱も半端じゃなかった。・・・ので自宅にSeagateは・・と思ってしまい、IBM派の時期がけっこう長かった。・・・のだけど、たまたま運用してたIBMドライブが2台立て続けに寿命を迎えたのを機にシーゲートバラクーダに転進。まあ、バラクーダRAIDの崩壊事件もあったりしたが、前MacPro時代はSeagateで最後まで。
で、去年、うちのおくたんこと8コアMacProにリプレイスしたときにHGSTに切換えた(理由はこのエントリーで書いている)。
映像系で定評のあるG-Tech社のHDDがHGSTのみ搭載してることもあり、HGST製ドライブの信頼感はイメージ的には高い(実際の故障率等はわからない、一介のエンドユーザーの経験なんてそんなものだと思う)。もっとも、G-Tech社はいつのまにかHGSTの子会社になっていたのでそりゃ当たり前なのだったが(苦笑)
そんな買収劇の繰り返されるHDDメーカーの諸行無常のドラマ2011年版は、なんとHGSTのウエスタン・デジタルへの身売り。うひゃあ、である。HDD事業の厳しさとか寡占の問題とか、分かったようなことを書くだけの知見はないので驚くしかないのだが、買収に伴い日立はウエスタン・デジタルの10%の株式をもつことになり役員を2人派遣するってのは一応のポイント?
気になるのはワタシも愛用してるG-Techはどうなるの?ってことで、前述のようにG-Tech社はHGSTの子会社だから別の動きがないかぎり、WDの関連会社になるってことだよねえ。(今朝の段階で同社サイトにアナウンスはなし)
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HGSTの7200rpmドライブ、2TBでこの価格だし、リテールパッケージは3年保証なのですごくお得、かも。
外付けHDの話ですが、現場で意外に見るのがバイオス社のエクレアエアーですね。
某大手オフラインセンターが採用しているせいか、とても信頼されています。
普通に売ってるの見たことないんですけど、一般には出していないのでしょうか?
個人持ちではラシーが多かったんですが、d2になってからはなぜかとんと見なくなりました。
最近ではウエスタンデジタル一色です。軽いからですかね。